金蘭の王国 君とはじまりの約束を 
金蘭の王国  君とはじまりの約束を (角川ビーンズ文庫)金蘭の王国 君とはじまりの約束を (角川ビーンズ文庫)
(2008/11/29)
薙野 ゆいら

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+あらすじ(本書より引用)+
大貴族の姫君・綺理は、毒薬の調合が趣味(!)の元気な少女。親が決めた許婚である王弟・冬惺のことがひそかに気になっている…のだが、全然意識されていないのが悩みの種。そんな中、国北部で淵妖と呼ばれる妖の被害が続出。綺理は冬惺と、幼なじみの乾術師・翔波と共に淵妖退治の旅に出る。だが三人には幼い頃謝って謎の淵妖・真羅(今は美少年姿)と契約してしまったという秘密があって!?豪華絢爛アジアン・ファンタジー! 

+感想+
『神語りの玉座』の薙野さんの新シリーズは、幼馴染み3人が泥と戦うアジアン・ファンタジーです。
綺理の毒に、冬惺の剣、翔波の術と、それぞれが力を出し合いながら敵に立ち向かっていく様が、とても印象的でした。物語の設定も、乾ノ力と湿ノ力を対立させるもので、地味に庶民的で奇抜です。
私的には、綺理と冬惺の恋愛を遠くから見守る翔波と真羅という構図が、おもしろかったですね。冬惺は鈍そうなので、翔波や真羅のようなお膳立てが必要かもしれません。
それと、最初は綺理たちに信用されていなかった真羅が、自分のことを告白したり、捨て身な戦い方をする中で、少しずつ信頼を勝ち取っていった過程が素敵でした。
物語は世界創造の話まで大きく広がりそうなので、とても楽しみです。

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