聖獣王の花嫁 リィリィ姫の謀略

2008.12.20 *Sat
リィリィ姫の謀略―聖獣王の花嫁 (コバルト文庫)リィリィ姫の謀略―聖獣王の花嫁 (コバルト文庫)
(2008/10)
高遠 砂夜

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+あらすじ(本書より引用)+
メイベル国の世継ぎの姫は、誰よりも強い男を花婿に迎えるのが昔からのしきたり。だが、それは表向きの話。神聖なる勝ち抜き戦の優勝者は最初から決まっているのだ。ところがアシュターと名乗る謎の少年が飛び入り参加で優勝してしまった!民衆の前で決まったことを、いまさら白紙に戻すことはできない。心に決めた人がいるリィリィ姫は、なんとかしてこの結婚を取りやめにしたいのだが…? 
+感想+
本編で破壊の限りを尽くしたアシュターが主人公の番外編です。
内容は、可もなく不可もなくという感じでしょうか。高遠さんの作品は、登場人物同士のはぐらかしや化かしあいの繰り返しが多いので、どうしても印象が薄くなってしまうんですよ。その分、軽く読めるという利点もありますが。

「リィリィ姫の謀略」
アシュターとの結婚を取り止めようと頑張るリィリィ姫の話です。
好きな人と結婚しようと、一生懸命頑張るリィリィの姿は可愛かったです。ただ、その方法が心中だったり駆け落ちだったりと夢見がちで、どこか現実を見てない感じなんですよね。アシュターの出現で彼女の予定は大きく狂いましたが、その方が返って良かったかもしれません。彼女には、今度こそ素敵な人を見つけてほしいですね。

「眠りの魔物」
アシュターとシーラの出会いの話です。
人は嫌いだけれど人以外は大好きだという、アシュターの性格がよく表れている話だったと思います。人でないものだけに愛情を向けるというのは、どうかと思いますが。

「イオの忘れもの」
なくしたイオの持ち物を探すリージュの話です。
本編ではリージュとイオの恋愛模様があまり書かれていなかったので、楽しく見ることができました。指輪を贈るためにタイミングやシチュエーションを計るイオは、なかなかにロマンチックですよね。リージュの手を取り指輪をはめるときも、動作が自然で素敵でした。こういうのが見たかったんですよ。

聖獣王(クロスティア)の花嫁 (コバルト文庫)
CATEGORY : コバルト文庫
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